海外仮想通貨取引所であるOKX(旧OKEx)は、日本語表示に対応していないことや日本法人としてOKCoin Japanが存在することから、日本人の利用は禁止されているのではと考えている方も多いのではないでしょうか。
また、日本から公式サイトやアプリにアクセスすると利用制限に関するポップアップが表示されるため急な出金拒否などに見舞われるリスクも考えられることでしょう。
そこで当ページでは、実際にOKXの担当者に確認した上で日本人の利用の問題性やメリット・デメリットについて徹底解説していきます。
OKXについて詳しく知りたい方は、OKXの使い方を参考にしてみてください。
OKXが日本人に対しサービスの利用制限を発表
OKXは、2023年6月26日に公式サイトやアプリにアクセスすることで日本居住者に対してサービスの利用を制限する旨のポップアップを突如として掲示し始めました。
OKX Exchange製品はお住まいの地域ではご利用いただけません。
OKX Exchangeは、現地の法律や規制により、現在日本ではご利用いただけません。日本国外にお住まいのお客様は、政府発行の有効な身分証明書があれば、引き続きOKX Exchangeをご利用いただけます。Web3へのポータルサイトであるOKX Walletは引き続きご利用いただけます。
引用:OKX公式サイト
ですが、1年以上経過した2024年1月上旬まではOKXからは正式なプレスリリースが発表されているわけではなくアクセス時にのみ表示される仕組みとなっていました。
OKXの日本人利用が完全に制限される
2024年1月22日よりOKXの本人確認が完了していないユーザーに対し、メール受け取りから7日以内に手続きを行わない場合出金以外のサービスが利用できなくなるとアナウンスがありました。
2024年1月前半までは、国籍を中国にすることで日本を選択できなくとも認証を突破することができていました。
ですが、当サイトにて改めて本人確認が行えないか確認を行ったところ前述した手法での回避は不可能となっていることを確認しました。
そのため、今後日本人ユーザーがOKXを利用することは制限が解除されない限り不可能となってしまいました。
今後出金までも制限される可能性も少なからずあるため、早い段階でプライベートウォレットや日本人が利用可能な海外取引所に資金を移動するようにしましょう。
なお日本人向けの海外仮想通貨取引所については、海外仮想通貨取引所おすすめ比較ランキングを参考にしてください。
OKXの日本人の利用は違法?
日本国籍である場合は、OKXの利用ができなくなってしまったわけですが海外に所在を構える日本人の利用は問題ないのか気になる方もいらっしゃるはずです。
結論から言うと海外取引所を取り締まる法律は制定されていないため利用するか否かは個々人の判断に委ねられています。
登録を受けない外国証券業者であっても、その取引相手が証券会社やその他金融機関等の場合、もしくは証券業者が「勧誘」及び「勧誘に類する行為」をすることなく国内居住者から注文を受ける場合は、国内居住者との取引をすることができます。ここで言う「勧誘に類する行為」とは、「新聞、雑誌、テレビジョン及びラジオ並びにこれらに類するものによる有価証券に対する投資に関する広告、有価証券に対する投資に関する説明会の開催、口頭、文書又は電話その他の通信手段による有価証券に対する投資に関する情報提供」等が含まれます。
参照:金融庁公式サイト
また、既に国籍を日本以外に移動させている場合はその国々の法律が適用される仕組みとなっています。
そのため、自身の国の法律を遵守し問題ないことを確認した上で利用するようにしましょう。
OKXと金融庁の関係性は?
OKXは日本法人としてOKCoin Japanを構えていること、Binance(バイナンス)やBybit(バイビット)のように金融庁から「無登録で暗号資産交換業を行う者の名称等について」の警告を受けていないことから金融庁との関係性に問題点は無いものと考えられます。
本家のOKXが日本語表示・サポートに対応していない要因として、これらの対応をしてしまうことで日本居住者に対して営業を行っていると見なされてしまいOKCoin Japanの金融ライセンスが剥奪がなされる可能性が高いためだと見られます。
仮にOKXが日本居住者に対して積極的にプロモーションを行った場合には金融庁から警告を受ける可能性は十二分にありますが、既に警告を受けている取引所を利用することも禁止にはされていません。
OKXを日本人が利用するメリット
OKXを日本人が利用するメリットとしては次の3つです。
- 取扱通貨ペアが500種類以上
- 現物の流動性が世界2位
- 取引所トークン$OKBの発行
それぞれの特徴については次で順に解説していきます。
取扱通貨ペアが500種類以上
OKXでは現物取引で取り扱われている仮想通貨が500種類以上と海外仮想通貨取引所の中でも軍を抜いて多くなっています。
日本国内取引所のでは多いところでも20種類程度であるため、機会損失を最小限に減らすことができます。
現物の流動性が世界2位
OKXはBinance(バイナンス)やHuobi(フォビ)と並んで中国三大取引所の1つとして数えられています。
過去、先物取引で世界1位の取引高を誇っていただけでなく2022年には現物取引においても世界2位の取引高を記録しており高い流動性を誇っています。
仮想通貨において流動性の高さは非常に重要で、ビットコインやイーサリアムは勿論のことマイナーな草コインであっても即座に取引が成立することができる数少ない仮想通貨取引所となっています。
取引所トークンOKBの発行
OKXでは取引所トークンとして$OKBを発行しており、総供給量は10億枚となっています。
$OKBの保有量と取引高に応じて取引手数料を最大40%キックバックしてくれる仕組みが用意されているため、OKXをメインに利用している方は保有しておいて損はないでしょう。
また、$OKBを保有することでIEOプラットフォームOKX JUMPSTARTに参加することができるため将来有望な仮想通貨を入手する機会を得ることができます。
OKXを日本人が利用するデメリット
OKXを日本人が利用するデメリットとしては下記2つです。
- 日本語表示・サポートが無い
- 日本居住者に対してサービスの利用制限を
それぞれ順に解説していきます。
日本語表示・サポートが無い
OKXでは、大手の海外仮想通貨取引所としては珍しく日本語表示やサポートには一切対応していません。
レバレッジ取引や先物取引を行う場合には、リスクに関する質問に正解する必要が用意されたりと英語が全くわからない方は機械翻訳を使うなどし利用する必要がありそうです。
万が一、問題が起きてしまったとしても英語で適切に対応できる覚悟のある方のみの利用を推奨します。
日本居住者に対してサービスの利用制限を
OKXは2023年6月に日本居住者に対してサービスの利用制限をアナウンスしているため、突如として現物取引やデリバティブ取引、セービングなどが停止する可能性があります。
また、既に日本国内においてOKCoin Japanとしてサービスを提供していることからも完全に日本人が排除される可能性があることは考慮しておく必要があります。
OKXの代わり・移行先候補はこの3取引所
OKXは世界最大規模の仮想通貨取引所ということもあって取扱通貨数が豊富、取引高も十分と仮想通貨トレーダーにとって最良の環境でした。
以前まではBINANCEも候補として挙げることができたのですが、2023年11月より日本進出を果たし取引環境が優れたグローバルの利用が負荷となってしまっています。
なお、6月1日からはトラベルルールが施行されることにより海外取引所に送金する場合に、ひと手間発生することとなりましたが今回紹介する取引所は通知対象国ではないため余計な心配をする必要がありません。
それぞれの取引所の詳細は順に解説していきます。
第1位|Bybit(バイビット)
-
- ボーナス
- 5
-
- レバレッジ
- 4
-
- 取引高
- 5
-
- 手数料
- 5
-
- 取扱通貨数
- 4
1位はUAE(アラブ首長国連邦)に拠点を置くBybit(バイビット)です。
サービス開始当初はシンガポールに拠点を構えていましたが、UAEの誘致を受け2023年に完全移動を果たしています。
世界130ヶ国以上にユーザーを持ち2023年5月には登録ユーザー数が1,500万人を超えたことを公表しており、デリバティブ取引高において世界2位の水準を誇っています。
2023年6月からは本人確認の義務化が行われたことにより匿名性は失われてしまいましたが取引高が減ることはなく着実に伸びている取引所であると言えます。
日本円での銀行振込や出金、クレジットカード入金にも対応しており、日本語への対応も完璧なため海外取引所初心者の人にはピッタリです。
取扱通貨数 | 400種類以上 |
最大レバレッジ | 125倍 |
取引手数料 | 【現物】 メイカー:〜0.1% テイカー:〜0.1% 【デリバティブ】 メイカー:〜0.01% テイカー:〜0.06% 【MT4】 0.03% |
ゼロカットシステム | あり |
日本語対応 | あり |
アプリ対応 | MT4/専用アプリ |
対応サービス | 現物、レバレッジトークン 先物、デリバティブ(FX) オプション、ステーキング NFT |
- 取引高世界2位の取引所であるため流動性が高い
- 最大レバレッジ125倍で少額でもトレードを始めやすい
- MT4に対応している
- 豊富な入金ボーナスや口座開設ボーナスが貰え有利にトレードを進められる
- 現物、デリバティブ、ステーキング、NFTなど対応サービスが豊富で幅を広げやすい
- 完全日本語表示・サポート対応で安心
- 日本円での銀行振込、クレジットカード、LINEPAY入金などに対応
- 本人確認(KYC)が必須
- 証拠金に利用できるのは仮想通貨のみ
\ 当サイト限定/
最大38,922ドル+取引手数料30%OFF
アプリの場合にはBYBIT紹介コード「COUPONS」を入力で特典が反映されます
第2位|MEXC
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- ボーナス
- 3
-
- レバレッジ
- 5
-
- 取引高
- 3
-
- 手数料
- 3
-
- 取扱通貨数
- 5
3位はシンガポールに拠点を置くMEXCです。
新興仮想通貨をいち早く上場する取引所として認知されており、上場から数百倍にまで伸びた仮想通貨も多く一攫千金を狙う人には一押しです。
2022年からはデリバティブ取引にも注力し始めメイカーであれば取引手数料0%、最大200倍で取引することができることから目覚ましい成長を遂げています。
Bybitと戦略的パートナーシップも締結していることから今後のサービス拡充にも期待ができます。
取扱通貨数 | 1,500種類以上 |
最大レバレッジ | 200倍 |
取引手数料 | 【現物】 メイカー:0% テイカー:0% 【デリバティブ】 メイカー:0% テイカー:0.02% |
ゼロカットシステム | あり |
日本語対応 | あり |
アプリ対応 | あり |
対応サービス | 現物、デリバティブ(FX) ステーキング |
- 現物取引はメイカー・テイカーともに手数料無料
- デリバティブ取引はメイカーであれば取引手数料無料
- 新興仮想通貨がいち早く取引できる
- 完全日本語表示・サポート対応で安心
- 取扱通貨数が豊富すぎる
第3位|Bitget
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- ボーナス
- 5
-
- レバレッジ
- 5
-
- 取引高
- 3
-
- 手数料
- 3
-
- 取扱通貨数
- 4
3位はシンガポールに拠点を置くBitget(ビットゲット)です。
世界的サッカープレイヤーであるメッシを広告塔に抜擢しており、アメリカやヨーロッパなど世界各国に10の支店を展開しています。
SNSを中心に主力のコピートレードが人気を博しておりトップトレーダーの中には日本人のハゲ先生の登録も確認できます。
取扱通貨数 | 100種類以上 |
最大レバレッジ | 100倍 |
取引手数料 | メイカー:〜0.02% テイカー:〜0.06% |
ゼロカットシステム | あり |
日本語対応 | あり |
アプリ対応 | あり |
対応サービス | 現物、デリバティブ(FX) ステーキング |
- 本人確認(KYC)不要
- 複数のライセンスを取得している
- 最大レバレッジ125倍でゼロカットシステム採用
- 取引手数料が安い
- 日本語表示・日本語サポートに対応
- コピートレードが充実している
- 日本での知名度が弱い
- 顧客資産の15%近くが取引所トークンである
\ 当サイト限定/
最大30,000ドル+取引手数料35%OFF
アプリから登録する場合には紹介コード「offer」を入力で特典が反映されます
OKXの日本人利用に関するよくある質問
OKXは日本人の利用を制限してますか?
2024年4月現在、OKXは日本人の利用を制限しています。そのため、口座開設や各種取引を行うことはできず出金手続きのみが可能となっています。
OKXは日本語表示に対応していますか?
OKXは日本語表示には対応していません。UIが洗練されているためある程度の操作であれば直感的に利用することも可能ですが、問題が発生した場合には英語でやり取りをする必要があるため注意が必要です。
英語でのやり取りに自身がない場合には、日本語表示・サポートに対応しているBybitやBitgetを利用することをオススメします。
OKXのアプリは日本語表示に対応していますか?
OKXのアプリは日本語表示に対応していません。
OKXは日本人でも口座開設することができますか?
OKXは2023年6月26日に日本人の利用を制限する旨を告知しており、2024年1月22日より日本人は口座開設も不可となりました。
OKXはどこの国や地域の取引所ですか?
OKXは、セーシェル共和国に拠点を構える海外仮想通貨取引所です。
OKXは日本人でも出金することができますか?
OKXでは日本人であっても出金することができますが、本人確認を済ませる必要があります。一部でOKXでは出金できないと言った話がでていますが、本人確認を完了することで解決することができます。